子供だって歪みます。

今回は、子供の歪みについてのお話です。

 

「えっ!?子供も歪むんですか?」という声も聞こえてきそうですが、もちろん歪みます。

大人と同じように子供も歪んでいます。

 

まだ肩こりや腰痛といった不調は表に出にくいと思いますが、よく怪我をするとか、病気がちだというお子さんはかなりの確率で歪んでいます。

 

どんなときに歪ませているか、みていきましょう。

子供がよくやる『癖』

頬杖をついているお子さん、結構いらっしゃいます。

こうすることで、顎や手のひらが歪んできてしまいます。

最近のお子さん、特に男の子はかなりの確率でゲームをしています。

ゲーム機やコントローラーが落ちないように、保持していると手のひらが圧迫され歪んできてしまいます。

持ち方を工夫するか、テーブルなどに置いてプレイするようにした方が良いでしょう。

 

机に前のめりになり、おなかを圧迫させると、その押し付けている箇所が歪んできます。

腹部に歪みが出来れば、胃腸の不調にもつながりますし、肺を圧迫しているケースもあります。

勉強しているとき、ゲームをしてるときに押し付けていないか、よく見てあげてくださいね。

 

これは学校で多いと思いますが、椅子の背もたれに押し付けて、歪めているお子さんも結構多いです。

足首を交差させる癖で足首が歪みます。

足首が歪んでいる状態でスポーツをしていると、捻挫を起こしやすくなります。

 

勘違いしている人もいますが、捻挫をしたら歪むのではありません。

歪んでいるから、捻挫をするのです。

これら以外にも、様々な『癖』で子供は体を歪めています。

 

ただ、子供の『癖』というのは親(特にお母さん)のまねをしているものが多いので子供に注意する前に親である皆さんが、そういう『癖』をしていないか、よく観察してみてください。わたしが母子ともに診させて頂くと、とてもよく似た体の歪みをしています。

 

親である皆さんが自分自身の『癖』に気づき、やめれば、子供は自然にやめます。

『癖』以外の歪み

お子さんの足はどんどん成長するので、くつもすぐに小さくなってしまいます。

小さいくつを履かせていると指が圧迫され、歪んできてしまいます。

まめにチェックして、交換してあげてください。

おんぶ紐、抱っこ紐で股関節が圧迫され、歪みが出来てしまいます。

また、股の間に手を入れて抱っこしても同様に歪みますので、ご注意ください。

 


お子さんの体の歪み、不調が気になる方は一度ご相談ください。

 

ただ、前述したように子供の歪みはお母さんの影響が大きいので、小学生以下のお子さんの受診をご希望の場合は症状の有無にかかわらず、まずお母さんが受診してみてください。

 

ご自身の『癖』をご理解いただくことで、お子さんもスムーズに改善します。

 

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